妹と過ごした小学生時代、”お姉ちゃんだから”は呪いの呪文

私のこと(やぴの本音・体験談)

小学生になって、妹を”鬱陶しい”と思うように

妹と過ごす時間が増え、妹が成長して話せたりようになり、ストレスを感じる場面がすごく増えた。

友達との時間にも妹が入り込んでくること、妹関連で母に怒られること…。

「妹が嫌い」という気持ちが、少しずつ自分の中で大きくなっていった。

そんな中で小学生時代に抱えていた3つの大きな気持ちを今回は書き綴りたいと思う。

1.私も同い年なのに、なんで我慢?

私の幼馴染(同い年)で仲が良い子がいて、母親同士も仲が良く、家族ぐるみでお付き合いしていた。

低学年のときにふと思ったことがある。

幼馴染、幼馴染母+私、妹、母で出かけることが多くあった。
その時の帰り道、幼馴染は疲れて眠ってしまっていて母親に抱っこされていた。
私はというと、妹が疲れて眠っていて私の母が抱っこしていた。

私も本当は眠かったが母が抱っこしているし我慢しないとと思い、
母の隣をひたすら歩いて自分の脚で帰宅した。
抱っこしていたから手も繋いでもらえなかった…。

そんな光景を今でも良く覚えている。

「私だって疲れて眠る友達と同い年なのに…」と心の中で思いながらも、
”お姉ちゃんだから”と言う空気を自然と受け入れていた自分がいた。

3年生くらいから流石に思わなくなっていたが、幼いながら「悲しい」「虚しい」と思っていた。

その幼馴染は一人っ子で、すごく羨ましいとずっと思っていた。

2.なんでも真似する妹にイライラ

私が買ったもの、欲しかったものを全て同じものを欲しがることに、
幼いながらすごくストレスを感じていた。

そしてそれが叶わないとすぐ妹は泣くため、親に説得されて渋々あげたり貸したりしていた。

長女あるあるの一種、「お姉ちゃんだから〜」の決まり文句である。

友達と被るのは全然いい。
だけど妹は許せなかった…。

大人になって思うのは、
「私はこの年齢で持っているのに、まだこの年齢になってない妹がなぜ同じものを持つ?」
と言う気持ちがあったと思う。

また、親や祖父母がよく妹とのペアルックを買ってくるのも地味にストレスだった。

3.小学校に入学した妹と逃れられない距離感

妹が小学校に入学したことで、より多くの時間を一緒に過ごすことに。

一緒に登校するのはもちろん、集団下校も一緒…
私は友達と喋って帰りたかったため、自分の町内集団を抜けて仲のいい友達がいる町内集団に紛れて帰ってたりもしていた。
(本当はいけないことなので、何度か妹にチクられて先生に注意をされる→さらに妹が嫌になる負のループ)

そして何より嫌だったのは、クラスメイトから妹の報告をされることだった。

「あの子妹やろ?」とか「妹、〇〇してたで〜」の逐一報告が、正直鬱陶しかった。
少し余談だが、なぜそんな余計な報告をしてくるのは男子ばかりだったのか?
当時、男子にも苛立っていたことがよくあった。(嫌がる顔が見たかったのだろうか…)

見えないところまで繋がっているような窮屈さを学校でも感じていて、
落ち着ける場所・時間が少なくなることがストレスだった。

そしてなぜだか、私の周りには妹がいる長女の子がいなかった。
ほとんどが一人っ子(既に少子化の兆しがあったのか…)、そして末っ子の子ばかりだった。
長女の子でも大体下は弟だった。

そのため私の気持ちや境遇を理解してくれる子がおらず、孤独も感じていた。
そしてなぜだか現在の友達に、妹持ちの長女の子がいない…(本当になんで?)

「妹だから」「お姉ちゃんだから」は呪いの呪文

小学生時代を振り返ってみて、正直妹に対して「愛情」と言うものは皆無に等しかったと思う。

「仲良し姉妹だね」と周りから言われたことがなかったし、
言われたくもなかったということをこのブログを書いていて思い出した。

「妹だから」「お姉ちゃんだから」という言葉が、自分の中では呪い呪文のように感じていた。

そのせいか、小学生時代は母とも1番喧嘩をしていた時期で、母に対しても苦手意識があった。
小学生から祖母も一緒の敷地内に住むようになり近くにいたため、よく祖母のところへ逃げていた。

現在は妹、母とも仲良く過ごせているが、
小学生時代のことを思い出すと胸がキュッとして切なくなる。
決して悪気があった訳でもないと理解しているが、私には気が重くなる思い出でもある。

小学生時代の環境や当時の思いが次々と思い出されるのも、ずっと心の奥底に暗い感情を抱え込んで生きてきたからだと思う。

今回のこの記事で、長年内に秘めていた思いを文章化することで小学生時代の気持ちと少し向き合えたような気がする。

今回書ききれなかったこと、書いていて新たに思い出したことも沢山あるため、
それはまたの機会に綴ろうと思う。

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